2001年のトルコ通貨危機で判明したキャリー・トレード

2001年のトルコ通貨危機で判明したキャリー・トレード

2001年のトルコ通貨危機で判明したキャリー・トレード

2001年にトルコで通貨危機が発生した。2月22日に通貨リラを変動相場制に移行させ、事実上のリラ切り下げとなった。当時のセゼル大統領とエジェビト首相の対立に端を発した政局の混乱は金融不安へと発展し、株価は21日までの3日間で約30%も下落し、19日だけでもリラ防衛のために中央銀行は45〜70億ドルと見られる規模で介入した。そして、22日の変動相場制への移行となった。移行直後はリラは対米ドルで約60%下落する事態となった。

 

この変動相場制まで、トルコ政府は「クローリング・ペグ」の為替制度を採用し、ドルとユーロに対して、徐々にリラを切り下げていく方式を採用していたが、それが結果的に実態以上にリラ相場が割高にしていた。このために、トルコの銀行やヘッジ・ファンドなどがユーロや米ドルで借入れをして、高金利のリラで運用するキャリー・トレードを行い、高いリターンが見込んでいた。しかし、リラの下落でキャリー・トレードの採算ラインを割り込んだために、ポジション解消のリラ売りが始まり、リラは対米ドルで変動相場制移行前の70万から100万を超える状況となり、その後も断続的に解消売りが出た。

 

参考:http://www.turkey-tryjpy-fx.net/

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